ご挨拶
中部少年学院は、戦後の混乱期に下関駅周辺の戦災孤児や引揚げ孤児の様子を見かねた小野倉蔵夫妻が、子どもたちを自宅に連れ帰り、共に生活したことに始まりました。
そして、昭和21年、司法少年保護団体として財団法人中部少年学院の設立が認可され、昭和27年の社会福祉事業法の施行により社会福祉法人に組織変更し、本格的・組織的な養護活動を開始して以来、現在まで一貫して児童の保護・養育に努めてまいりました。
現在、施設名称を「なかべ学院」とし、児童福祉法に基づく児童養護施設、乳児院、こども家庭支援センター、障害児通所支援事業所などを運営の他、行政の委託を受けた児童・家庭の支援サービスや関連する各種の活動を行っています。
子どもは私たちの宝であり、その未来は光り輝くものであるべきです。私ども中部少年学院は、これからも子どもたちの未来のために、一丸となって弛まぬ努力を重ねて参りますので、どうかより一層の皆様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
概要
基本情報
名称 | 社会福祉法人 中部少年学院 |
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所在地 | 山口県下関市彦島角倉町3-6-17 |
連絡先 | TEL:083-266-1934 / FAX:083-266-8384 ※お問合せは»こちら |
創立 | 昭和21年8月20日(財団法人中部少年学院) |
設立 | 昭和27年5月17日(社会福祉法人中部少年学院) |
役員 | 理事長 石川 啓 常務理事 秋枝 研二 理事 太刀山 逸男 理事 濵﨑 進 理事 小田 崇明 理事 日野 善明 理事 玉岡 範久 理事 竹川 智子 評議員 馬渕 春枝 評議員 藤井 昭文 評議員 廣田 一二三 評議員 横田 和子 評議員 榊 教夷 評議員 山口 洋一郎 評議員 桔梗 稚枝子 評議員 小倉 國雄 評議員 鬼頭 征一 監事 松井 重人 監事 中村 亮一 【評議員選任・解任委員会】 委員 酒井 能具(外部委員) 委員 中村 亮一(監事) 委員 島 いさ (順不同敬称略) |
事業内容 | 社会福祉事業、児童福祉 |
定款 | 社会福祉法人中部少年学院 定款 |
事業・サービス
児童養護施設、乳児院などの児童養護を中心とした二つの施設と、児童家庭支援センター、障害児通所支援事業所などの各種サービスの運営、行政からの委託による子育て支援事業など。
※各運営施設の詳細は下記、運営施設案内からリンクをご覧ください。
»行動計画・女性活躍計画(20240401-20290331)
定款・運営に関する情報開示
定款・現況報告書・財務資料等の社会福祉法人の「運営に関する情報開示資料」は»こちら
各運営施設
児童養護施設「なかべ学院」
児童福祉法第41条における児童養護施設です。
保護者不在や虐待、その他環境上養護を必要とする児童への生活支援や退所後の自立相談などの各種支援を行っています。
»児童養護施設なかべ学院の詳細ページ
乳児院「なかべ学院」
児童福祉法第37条における乳児院です。
保護者不在や虐待、その他保護者が養育できない状況にある3歳未満の乳幼児を養育およびを退院後の各種相談や支援を行っています。
»乳児院なかべ学院の詳細ページ
児童家庭支援センター なかべ こども家庭支援センター「紙風船」
児童福祉法第44条の2における児童家庭支援センターです。
虐待や不登校、発達障がい等に関する悩みなど、専門的援助が必要な子どもや家庭からのご相談に応じるとともに、ご要望にお応えして支援を行っています。
»こども家庭支援センター「紙風船」の詳細ページ
障害児通所支援事業所「そよ風」
障がいのある児童の日常生活における基本的動作の指導や独立自活に必要な知識技能の付与、集団生活への適応のための訓練などを提供する業務を行っています。
»障害児通所支援事業所「そよ風」の詳細ページ
下関市受託子育て支援事業
下関市子育て支援事業の委託を受けて次のサービスを行っています。
- 夜間養護「トワイライトステイ」事業
- 短期入所生活援助「ショートステイ」事業
- 下関市子ども家庭支援拠点事業
- 下関市養育支援訪問事業
児童を養育している家庭の保護者が、仕事等の事由によって帰宅が夜間にわたる、休日に不在の場合や、疾病等の事由によって家庭における児童の養育が一時的に困難となった場合に短期間お預かりするサービスです。
理念・方針
基本方針
1.養育の理念
はぐくむ(愛護):すべての児童は、愛され保護されすべての福祉を受ける権利を保障される
はばたく(自立):すべての児童は、心身ともに健やかに育成され、自立への支援が図られる
ささえる(共生):すべての人々がふれあい支え合って共に生きる地域社会づくりに寄与する
2.経営方針
(1)児童の権利を擁護し、心身の健やかな成長を図るとともに、個々の能力や意思を尊重した支援を提供することにより児童の自立を支援する。
(2)国に示した社会的養育推進計画にのっとり、施設の小規模化、多機能化、高機能化を推進する。
(3)一時保護やショートステイ等の受け入れ体制の整備に努めるとともに、障害児通所支援事業や児童家庭支援センター事業を通し関係機関との連携を深め、地域における児童の健全育成及び子育て支援に貢献する。
(4)児童にとっての最善の利益を優先しつつ、保護者と協力し、家庭環境の改善を支援する。
(5)各種研修会等への積極的な参加をとおして職員の資質向上を図るとともに、福利厚生の向上に努め、働きがいのある明るい職場づくりを目指す。
3.運営方針
(1)施設はそれを利用する児童のためにあることを深く意識し、児童とその保護者・家族、あるいは児童の養育に携わる職員の意見や心情を尊重しつつ、職員の懲戒権の濫用はいかなる理由によらず禁止し、児童の最善の利益を優先する。
(2)児童一人ひとりの成長発達段階にあわせて、自立支援計画を策定し、心身ともに健やかな成長を支援するとともに、児童のもつ個性を尊重しその成長を図る。
(3)保護者・家族との連絡を密にして、早期の家庭復帰が可能となるよう支援する。また入所から退所後を含めた、自立のための継続的な支援を展開する。
(4)児童家庭支援センターと連携し、地域や関係機関との交流をさらに深め、地域における児童の健全育成及び子育て家庭の支援に積極的に取り組む。
地域貢献・各種活動
院内行事の他、地域交流行事や、万一の苦情の適切な対処のために苦情解決委員会を設けるなど、地域の皆様との交流、そしてより良い共生を目指した取組を行っています。
»福祉サービスに関する苦情解決体制および地域貢献・各種活動等の紹介ページ
沿革
なかべ学院の草創は、戦後の混乱期に下関駅周辺の戦災孤児や引揚げ孤児の様子を見かねた小野倉蔵夫妻が、子どもたちを自宅に連れ帰り共に生活を始めたことに始まります。
昭和21年8月20日 | 司法少年保護団体として財団法人中部少年学院の設立が認可される |
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昭和21年12月24日 | 初代理事長に小野倉蔵、初代院長に柴田昇が就任 |
昭和22年11月30日 | 第二代院長の小野倉蔵が就任(理事長兼任) |
昭和23年4月1日 | 児童福祉法の施行にともない養護施設として認可を受ける(定員80名) |
昭和26年4月1日 | 乳児預り所としての認可を受ける(定員8名) |
昭和27年5月17日 | 社会福祉事業法の施行により財団法人を社会福祉法人に組織変更 |
昭和28年4月1日 | 乳児預り所が『乳児院 中部少年学院』として認可される(定員15名) 初代施設長に小野倉蔵が就任(兼任) |
昭和42年4月1日 | 宇部乳児院と合併(定員35名) |
昭和44年11月1日 | 養護施設の定員を90名に変更 |
昭和45年12月1日 | 乳児院の定員を48名に変更 |
昭和51年7月20日 | 運動場整備・乳児院増築(創立30周年記念) |
昭和60年4月13日 | 養護施設幼児寮・調理室建て替え |
昭和61年10月12日 | 養護施設男子棟大規模修繕(創立40周年記念) |
平成3年3月31日 | 乳児院改築・大規模修繕(創立45周年記念) |
平成6年4月1日 | 第二代乳児院施設長に小野明が就任 |
平成6年12月 | 中部少年学院後援会が発足 |
平成6年12月15日 | 第三代乳児院施設長に小野蔦子が就任 |
平成8年4月1日 | 第四代乳児院施設長に古谷誠が就任 |
平成8年11月10日 | 創立50周年記念式典を開催 |
平成9年8月1日 | 創設者小野倉蔵が退任、名誉理事長・院長となる(11月6日小野倉蔵逝去) 第二代理事長に小野俊平、第三代院長に古谷誠、第五代乳児院施設長に馬渕春技が就任 |
平成10年4月1日 | 児童福祉法の改正により施設種別が養護施設から児童養護施設となる |
平成14年4月1日 | 施設名を「中部少年学院」から『なかべ学院』に変更 |
平成15年4月1日 | 第四代院長に馬渕春枝、第六代乳児院施設長に秋技研二が就任 |
平成17年3月26日 | 第三代理事長に馬渕春枝が就任(兼務) |
平成17年10月1日 | なかべこども家庭支援センター『紙風船』を開設、初代センター長に秋技研二が就任(兼務) |
平成18年4月1日 | 第五代院長に咲賀信幸が就任 |
平成18年11月12日 | 創立60周年記念式典を開催 |
平成19年10月13日 | 子どもの権利擁護のために「すまいる宣言」を実施 |
平成20年2月18日 | なかべ学院安全委員会を設置 |
平成20年7月20日 | 第四代理事長に石川啓が就任 |
平成24年3月24日 | 児童養護施設なかべ学院新院舎竣工式(定員80名) |
平成26年4月1日 | 障害児通所支援事業所『そよ風』を開設(定員5名/ H28~定員10名)、初代所長に福川博宜が就任 |
平成27年4月1日 | 下関市の委託を受け『紙風船』で養育支援訪問事業を開始 |
平成29年2月19日 | 創立70周年記念式典を開催 |
平成29年4月1日 | 第七代乳児院施設長に竹川智子が就任 |
平成30年4月1日 | 『紙風船』で下関市の委託を受けた子ども家庭支援拠点事業を開始 |
平成31年3月24日 | 乳児院なかべ学院新院舎竣工式(古屋町に新築移転、定員30名) |
平成31年4月1日 | 第二代『紙風船』センター長に畑村泰至、第二代『そよ風』所長に大塩貴子が就任 |
令和2年4月1日 | 第六代院長に秋技研二が就任 |
令和3年4月1日 | 第七代院長に奥野俊昭が就任 分園型グループホーム(山中ホーム)を開設 児童養護施設の定員を60名に改定 |
令和3年9月1日 | 分園型グループホーム(角倉ホーム)を開設 |
令和4年4月1日 | 分園型グループホーム(角倉海ホーム)開設 児童養護施設の定員を45名に改定 |
令和6年4月1日 | 第八代院長に小田崇明、第三代「そよ風」所長に原田晴生が就任 |
賛助・後援会入会のお願い
この度は、なかべ学院のホームページを御回覧いただき、誠にありがとうございます。
学院では随時、寄付金や寄贈品を受け付けております。また、後援会もありますので、御回覧頂けると幸いです。
»「後援会・賛助のお願い」ページ
ご寄附について
振込先 | 山口銀行 彦島支店(店番:002) 口座番号: 6107909 名義: 社会福祉法人 中部少年学院 理事長 石川啓 |
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頂戴いたしました寄付金につきましては、適正に受け取り、子ども達の養育のために活用させていただきたいと思いますので、お手数ですが、お振込み完了後に電話もしくはメールにて「お名前・ご住所・お下電話番号・金額」のご連絡をお願いいたします。領収証を後日発送させていただきます。 TEL: 083-266-1934 「なかべ学院」 メールフォームは»こちら |
ご寄贈について
寄贈品については、事前に電話もしくはメールで「寄贈の品物・お名前・ご住所・お電話番号」の連絡をお願いいたします。
なお、生モノや、古い電化製品・家具・衣類等はお断りする場合もありますことをご了承ください。
お名前の掲載について
ご寄付・ご寄贈を頂いた方は、情報開示の一環として、なかべ学院のウェブサイトや機関誌等にお名前を掲載させていただきます。「匿名」や「ペンネーム」での掲載もしておりますので、掲載方法についてご希望があればご連絡下さい。
※「振り込め詐欺(さぎ)」にご注意ください!
なかべ学院では、こちらからお伺いしたり、電話等で寄付をお願いすることは行っておりません。万一、そのような請求があった場合は、すぐになかべ学院にご確認いただくか、お近くの警察へご相談下さい。
保護者の皆様へ
お知らせ・お願い
保護者の皆様との絆は、お子さまにとって何よりも大切なものです。早く皆様の元へ帰ることができるよう私達もできるだけのお手伝いをさせていただきますが、お預かりしている期間については、下記の事項についてご理解とご協力をお願いします。
- 1.面会については事前にご連絡ください。
- 面会時間: 10時~17時
※午睡時間(12~14時)はなるべく避けてください(乳児院)。
※特別な事情がある場合はご相談ください。
※事情によっては事前に児童相談所の許可を得ていただくことがあります。
※飲酒しての面会はご遠慮ください。
- 2.下記に変更があった場合はご連絡をお願いします。
- 住所や電話番号あるいは健康保険証等に変更がありましたら、直ぐにご連絡ください。
- 3.お子さま宛書類が届いたらお送りください。
- 1歳6ヶ月児健診票等お子さま宛の書類が届きましたら児童養護施設または乳児院までお送りください。
- 4.予防接種にご協力ください。
- 予防接種はお子さまの健康管理上欠くことができないものです、ご協力ください。
- 5.外出・帰省等は事前に児童相談所に相談願います。
- お子さまの外出・一時帰省のご希望がある場合には、先に児童相談所へ申し出てください。
- 中央児童相談所: 083-902-2189
- 岩国児童相談所: 0827-29-1513
- 周南児童相談所: 0834-21-0554
- 宇部児童相談所: 0836-39-7514
- 下関児童相談所: 083-223-3191
- 萩児童相談所 : 0838-22-1150
ご意見・ご要望は
遠慮なく直接スタッフにお話しください。
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